【竹宮惠子インタビュー２：日本漫画家協会】

【竹宮惠子インタビュー２：日本漫画家協会】

2023年03月17日公開

公益社団法人日本漫画家協会のYouTubeチャンネル
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竹宮惠子先生インタビュー #2（14分25秒）
進行：森川ジョージ（『はじめの一歩』など）
YouTubeに飛びます→https://www.youtube.com/watch?v=5H4ixXvcmbs

＊以下、動画からの一部文字起こしのため完全なテキストではありません

森川：大学とかは行ったんですか？

竹宮：大学は漫画を描く時間が欲しくて行きました
竹宮：馬鹿にして、すみません
竹宮：「馬鹿にして」って言うよりやっぱり働きに行くっていうのはお金をもらうということなので、それこそ銀行員でも何でも雇ってもらえればね八百屋の店員でもいいから雇われればですね、やっぱりお金をもらうから、その分、身を粉にして働かなきゃいけないじゃないですか
竹宮：そうじゃないと私は許しませんよって思うぐらいだから、だから学生の方が多分自由度はある、研究をしたりする時間があるわけじゃないですか
竹宮：時間をそれに使いたかった、漫画を研究することに使いたかったのでそれで大学生になりたかったっていうのはありますね

7分50秒
YouTubeに飛びます→https://youtu.be/5H4ixXvcmbs?t=470

森川：『風と木の詩』と『地球へ…』が並行してあった時に『風と木の詩』を止めるじゃないですか。で、『地球へ…』を優先するってのは何か竹宮さんの中に優先順位があったんですか？

竹宮：そういう訳ではなくて、『風と木の詩』っていうのは本当に言うと歓迎されているわけじゃないんですよ

森川：なに!?

竹宮：いやいや、だから雑誌として「皇居に持って行ってってる本だぞ」って言われたんですから、本当に
竹宮：だからそういうものが載ってるっていうのはあんまり喜ばしくないっていうところもあったと思います
（中略）
竹宮：だから、まぁどっちかって言ったら休むのは『風と木の詩』の方がね、いい

森川：そうなんだ、竹宮先生の中では『地球へ…』と『風と木の詩』とどっちが上ってわけじゃなくて、作品として歓迎されてる方をまずは優先しようってことなんですか？

竹宮：あ、そうですね、それに短く終わるつもりだったからですね

森川：あ、そう、そこも聞きたかったんですよ、３回だけ連載予定だったんですよね？

竹宮：はい、そうです。最初は３回、自分がこういうものを描くんだよっていうことを証明できればいいってだけだったんで

森川：成人検査のところぐらいまで

竹宮：はいはい、それころソルジャー・ブルーと別れを告げるところまで

森川：長編になっちゃったからソルジャー・ブルーって最初の頃しか出ていないっていう印象になっちゃったけど、３回だけだったらソルジャー・ブルーほとんど主役でいいすもんね

9分58秒
YouTubeに飛びます→https://youtu.be/5H4ixXvcmbs?t=598

森川：で、この『地球へ…』が３回だけの連載予定だったのになぜ長編になったのかっていうので

竹宮：それはやっぱり反響のせいでしょうね

森川：予告が出た時点でファンレターがいっぱい来たみたいな話…

竹宮：そうです、そうです、はい

森川：そんなことあるんですか？

竹宮：いや、予告…、まぁ予告だけっていうか、あの、３回のストーリーで私の新しさっていうのを見つけてくれたんでしょうね

森川：あ、竹宮惠子このジャンルもすごい

竹宮：このまんま描いてほしいと思ったんだと思いますけど、はい

11分47秒
YouTubeに飛びます→https://youtu.be/5H4ixXvcmbs?t=707

森川：あの、再開した時はまるでガラッと違う話なんですよね

竹宮：そうです、いや、それとできるだけ短く描かないとどんどん長くなっていっちゃうから

森川：さっきから早くやめようとしてる人だなあ

竹宮：そう、そうです、いや、それはそうしないと『風木』がどうなるの？っていう状態ですからね

【竹宮惠子インタビュー(2023年)：日本漫画家協会】
　【竹宮惠子インタビュー１：日本漫画家協会】
　【竹宮惠子インタビュー２：日本漫画家協会】
　【竹宮惠子インタビュー３：日本漫画家協会】
　【竹宮惠子インタビュー４：日本漫画家協会】