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【長山靖生「萩尾望都がいる」光文社新書】2022年07月12日



長山靖生「萩尾望都がいる」光文社新書
出版社:光文社
発売日:2022年07月12日



*光文社新書サイトでの本書案内ページ
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/978433404...


【内容】

『ポーの一族』『トーマの心臓』『11人いる! 』『イグアナの娘』
…1949年生まれの萩尾望都。
大島弓子、山岸凉子ら革新的な少女漫画家の中でも常に筆頭にあげられ、50年以上にわたり時代の先端で新たな普遍的表現を切り拓いてきた。
SF評論家である著者にとって萩尾望都は、まず美しく繊細な少女や少年の描き手であり、SF作家であり、自由と対等と共生の模索者である。
戦後日本が唱えつつも未だ意識改革できていない課題――ジェンダー、多様性、親子関係等々について、その理想を失わず更新させ続けた表現者だ。

本書では萩尾作品そのものの鑑賞と、その活躍の軌跡、また小松左京や橋本治をはじめ「誰がどう萩尾作品を論評してきたか」を通して魅力を存分に伝えるとともに、戦後社会がまだ達成できていない希望を見つめ直す。



参考【長山靖生「萩尾望都がいる」書評等



【目次】

はじめに──世界はどこから来て、どこに行くのか
第I章
双子と自由とユーモアと──踊るように軽やかな表現の奥に
第II章
美しい宇宙、孤独な世界──萩尾SFが求める多様性社会
第III章
少年と永遠──時よ止まれ、お前は美しい

第IV章
大泉生活の顛末と心身の痛み──少女漫画史再考1
 伝説のはじまり──萩尾・増山・竹宮の出会い
 大泉サロンという幻想
 大泉時代の作品と、映画の影響
 竹宮惠子による呼び出し事件
 目の痛み、心の痛み
本書に関連する項目(一部)
大泉サロン関連年表
萩尾望都:メメがいたい
竹宮恵子:ロンド・カプリチオーソ】1973-1974年
少年の名はジルベール:竹宮惠子】2016年01月27日
一度きりの大泉の話:萩尾望都】2021年04月22日

第V章
「花の二四年組」に仮託されたもの/隠されたもの──少女漫画史再考2
「花の二十四年組」とは何だったのか
「新感覚派」「ネオロマン派」との違い
“男読み”の許容、すべての人のための少女漫画
 増山による「自分としての二四年組」という限定
 大塚英志の特異的な二四年組観
「二四年組」神話の形成と恣意性
 声をかけられたのは「ポスト二四年組」
 二四年組史観への疑問と漫画史の是正
 党派的分断主義への違和感
「コボタン」というもうひとつのサロン、「三日月会」というエコール
 この際だから簡単に漫画史のまとめを
 開拓され続ける少女漫画の“新しさ”
 作品世界の深度に伴い進化する表現技法
本書に関連する項目(一部)
山田ミネコ氏が語る「花の24年組」の由来
昭和24年前後生まれの作家たち
竹宮恵子:岡田史子作品との類似
増山法恵:総論】1980年07月
増山のりえインタビュー:70年代マンガ大百科】1996年12月
“花の24年組”は自分たちで言い始めた】2001年:竹宮惠子のマンガ教室
伝説の喫茶店・コボタン物語:Spectator 22】2010年07月

第VI章
SF少女漫画の夜明け──先人たちの挑戦と萩尾望都の躍進
第VII章
次元と異界の詩学──漫画で拓いたSFの最先端
第VIII章
親と子、その断絶と愛執──母娘問題の先取り
第IX章
ふたたび、すべてを──私たちが世界と向き合うための指針として



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