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【私の好きなSF・10選】月刊ララ1978年6月号

資料提供:https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/gcomic/166235...



月刊ララ1978年6月号
SFまんが大特集号
発行:白泉社
発売:集英社




「月刊ララ1978年6月号」135-138ページ
私の好きなSF・10選
(図版に続いてテキスト抽出あり)




萩尾望都先生(談)
★職不同です

1・銀河帝国の興亡(アシモフ)
 スケールの大きさ、未来世界の描き方のアリティが面白かったです。

2・月は無慈悲な夜の女王 (ハインライン)
 コンピューターと人間とのかかわりあいがおもしろいのです。

3・天使と宇宙船(ブラウン)
 軽く読めるコメディとしてお推めできます。

4・ウは宇宙船のウ(ブラッドベリ)
 とりわけロマンチックな作品で、女の子向きの代表的短編集です。

5・黙示録3174年(ミラー)
 第3次世界大戦後の社会をあつかった、なかなか宗教的なお話でした。

6・宇宙のウィリーズ (ラッセル)
 とにかく笑えます

7・地球幼年期の終わり(クラーク)
 説明不要の大傑作。

8・地球の長い午後(オールディス)
 想像力の限界に挑戦しているような、壮大な地球末期図を描いた傑作。

9・イシャーの武器店(ヴォクト)
 死人として出てくるスーパーマンが印象的なのです。

10・アルジャーノンに花束を(キース)
 やさしい、心あたたまるお話です。



坂田靖子先生

1・さあ、気違いに(ブラウン)
 気が狂ったのでマトモになりました、という結末が怖い!!

2・極秘指令(ラッセル)
 宇宙を舞台に、こんなバカな騒ぎやるのって、大好き!

3・神への長い道(小松左京)
 前向きの姿勢での終末論が、いいなあと思いまして…。

4・アルジャーノンに花束を(キース)
 SFって、時々傑出したメロドラマが出ますね。

5・きつね(小松左京)
 この方は、民話を、泥くさいままで、即SFに変えてしまうのです。

6・気違い星ブラセット(ブラウン)
 こんな星に住んだら、さぞ気が狂うだろうとは思うんですが…。

7・ロボット・シリーズ(アシモフ)
 このオーソドックスな四角四面のミステリーが、たまらないのです!

8・灰色の悪夢(ブラウン)
『時の流れとは意識なり』というテーマを2ページ半で描いた大作!

9・いとしのラム(ブラウン)
 これを読んだ時、頭に浮かんだ風景は、ゴッホの『星月夜』でした。

10・夜が明けたら(小松左京)
 夜空を見るクセのある人間にとって、こういう怪談はこわい!



成田美名子先生

1・闇の左手(ル=グイン)
 ただひたすら、走り回って喜ぶほど素敵な話。

2・火星年代記(ブラッドベリ)
 こんなに色鮮やかで感情細やかな話は読んだことがない。

3・デューン・砂の惑星(ハーバート)
 惑星アラキスの風俗が好き。アラビア語が出てきたりして。

4・果てしなき流れの果てに(小松左京)
 一番はじめに読んだ本格SFなので、ショックが大きかった。

5・バベル=17(ディレーニイ)
 キャラクターの一人一人が、それぞれみんな魅力的なの!

6・魔法の月の血闘(ハミルトン)
 おもしろいの一言。野田昌宏さんの訳は正解でした。

7・ジャンブロウ・黒い渇き(C・L・ ムーア)
 華麗なる精神的SMの世界がここにある。ヤロールちゃん、好きよ。

8・百億の昼と千億の夜(光瀬龍)
 阿修羅といいリドラ・ウォンといい、私強い女に弱いのです。

9・スラン(ヴォークト)
 キア・グレイさんがよいの。結末はいやだけど。

10・華氏451度(ブラッドベリ)
 もし禁書係ができたら、以上の10冊持って私は逃げます。




月刊ララ1978年6月号
 【SF大特集:未知の世界がまっている】
 【SF少女まんが・ガイド:中島梓】
 【私の好きなSF・10選(萩尾望都・坂田靖子・成田美名子)】
 【対談:竹宮恵子・成田美名子】
 【成田美名子先生のおへや】

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